国連:ガザは「世界で最も飢えた場所」
ニューヨーク、5月31日(ヒビヤ)— 国連によると、ガザは「世界で最も飢えた場所」であり、パレスチナの全住民が飢饉の危機にさらされているという。
国連人道問題調整事務所の報道官イェンス・レアケ氏は金曜日、「ガザは、すべての住民が飢饉の危機に直面している唯一の地域である」と述べた。「人口の100%が飢饉の危険にさらされている」と語った。
レアケ氏は、ガザ地区への人道支援において国連が直面している困難を詳しく説明した。封鎖が一部解除された後、イスラエルは900台の支援トラックの進入を許可したが、これまでにガザ側に降ろされたのは600台にとどまり、安全上の懸念から配送された物資は限られているという。
彼はこの支援任務を「現代においてだけでなく、近代史の中でも最も妨げられた人道的活動のひとつとなっている業務上のボトルネックである」と表現した。
支援物資を積んだトラックがガザに入ると、多くの場合「絶望した人々によって略奪されている」とも述べた。
イスラエルの国連大使ダニエル・メロン氏は、国連機関が「事実を選別し、イスラエルを悪者にするために現実を歪曲している」としてこの主張を否定した。
日本のニュース通信社 Japan News Agency